國學院大学久我山中学校では、中学2年男子を対象とした全8回の「能楽教室」を開講しております。これは、生徒が日本の伝統文化の深さに触れることを目的とした、本校の教育プログラムの一環です。
本日11月12日には、能楽師の高橋忍先生にお稽古をつけていただき、本校作法室にて足袋と扇を用いた謡(うたい)と舞の実践的な稽古が行われました。
高橋先生からは、「謡」「型を身に付けること」に加えて「空気を読むこと」の重要性が伝えられました。特に生徒たちの集中力がぐんと高まったのが見えたのは、20秒間完全に静止し、己と向き合うという訓練です。普段の授業ではなかなか味わえない、研ぎ澄まされた「静」の体験を通じて、生徒たちは能楽が持つ「幽玄」の世界観を肌で感じ、自己を見つめ直す貴重な機会となりました。
この貴重な体験は、生徒たちの精神的な成長と深い教養の獲得に繋がることでしょう!今後も、能楽教室の様子を随時更新いたしますので、楽しみにお待ちください!