生涯を通じて物事を考えていくための基盤となる教科です。特に本校では、私たちの文化背景を理解するための古典教育に力を注いでいます。また、中学3年間を通じての作文教育や図書館授業を活用した他教科との連携等、多角的なアプローチを行い、「思考力」「発信力」を培います。
多様なコミュニケーションが求められる今日にあって、母語に支えられた物事の深い理解や思考を言語化し、お互いに共有していくことを大事にしています。
<学科主任インタビュー>
大学受験のみならず、これからのグローバル社会においても役にたつ真の英語力を育成するために、中学・高校共に「読む・書く・聞く・話す」の4技能に「文法・単語」の1をプラスした『4技能+1』をバランスよく学習していきます。
<学科主任インタビュー>
計算力と思考力を養うことを目標に、成長段階に応じた取り組みを行っています。中1・2では基礎的な計算力を身につけられるように、テストを繰り返し実施。中2では、図形の証明などで発想力・表現力を、高校の内容に入る中3からは、様々な単元を通じて思考力を養っていきます。進路を考え文系・理系に分かれた高2では、それぞれの特性を伸ばします。また高2・3は、受験が具体的な目標になるため、朝講習や長期休暇中の講習・添削指導を充実させます。さらに理系クラスでは、高3の早い段階で数多くの問題演習ができるように授業を進めます。
<学科主任インタビュー>
基礎的知識をしっかりと学習すると同時に、実際の社会を肌で感じ、考える学習を重視しています。「地理」では、国語科とのコラボ「地域探訪」や夏期課題「特製地図づくり」で地域を見つめ、社会を見る力を育てます。「歴史」では、史料を読みとり、歴史上の人物を調査することから、探究力や思考力を身につけます。「公民」ではグループワークや夏期課題の自由研究などを通じて、社会への関心や問題意識を高め、表現力も伸ばします。高校では多くの科目を履修することで、バランスの良い知識と教養を身につけ、各分野の関係性にも気づくことができます。中高時代に知的好奇心や社会的関心を育み、生涯を生き抜く力を養うこと。それが久我山の社会科が目指すところです。
<学科主任インタビュー>
本校の理科では「自立した探究者を育てる」を目標にしています。学年が上がるにつれ、学びに向かう力(興味・関心)、考える力(思考・表現)、結び付ける力(体系化・判断)が身についてくれるように、『理論』と『実験』の2本の柱で指導しています。本校には理科会館という理科実験の独立棟が存在し、実験目的に応じた教室を用意しておりまして、特に中学生では多くの実験を経験できます。高校生には、添削指導や目的別選択演習・講習等、大学進学のサポートをしっかりとしています。自然科学を通じて様々な力を培ってもらい、自らの進みたい道に向け、自立して探究していく。そんな生徒になって欲しいです。
<学科主任インタビュー>
課題に取り組む実習を重視しています。新しい課題に取り組むと、いくつもの壁にぶつかります。その壁を乗り越える際の、忍耐力と集中力を大切にしています。また、作品づくりを通して、道具を使い、手指を動かすことで、様々な可能性を広げています。
「保健」では、生涯の健康をテーマに学びます。「体育」では、マット運動、屋内外の球技を中心に、男子は武道(柔道・剣道)、女子はダンスを行い、力強さやしなやかさを身につけていきます。また、集団の中での自分を意識させることで、社会性を身につけ、人間的な成長ができるように指導しています。
中学では、音楽・書写・美術を履修します。高校では「音楽」「美術」「書道」から1つを選択し、より専門の領域を学びます。中学・高校共に、制作や鑑賞などの課題に取り組むことで、個性を豊かに表現する力、創造する力を育みながら、集中力も養っていきます。
生成AIが急速に発展し、時代は本格的に「AI時代」に入りました。
情報の授業ではAI時代を生きる力を育てるために、「非認知能力を伸ばす」「デバイスやアプリを使いこなせるようになる」を目標としています。
非認知能力とは数値で測定できない能力のことで、人間がAIに代替されないために必須の能力として注目されています。例えば創造性や挑戦する力を指しますが、その中でも挑戦する力や失敗を恐れない態度などの能力を伸ばすために、授業では「自分で考えてやってみる」という主体的な姿勢を大切にしています。
また、デバイスやアプリを使いこなせるように、実習に力を入れています。ハード面ではコンピュータ教室のPCだけでなく、普通教室で各自自分が選んだデバイスでも実習を行っています。ソフト面ではGoogle Workspaceを使用してデータ分析やプログラミングを学び、作成した表やグラフから何が読み取れるか、作成したプログラムは何を意味するか、などを考えていきます。
こうした過程で、いつでもどこでもどんな機器でも操作できるような力や、何をするためにアプリを使うのかを考える力が身に付いていき、AI時代に活躍できるような能力となることを目指しています。