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「EU」がやってきた! 〈高校1年生対象 特別講演〉

2018年11月16日


 
本日の午後、高校1年生を対象に、在日欧州連合(EU)加盟国大使館駐日EU代表部による特別講演が第一体育館にて行われました。
 
 
この企画について、主催者(駐日EU代表部)としての目的とその内容は…
 
 ●目的
  EUとその加盟国の大使館員から直接話を聞くことで、日本の高校生にEUや日・EU関係をより身近に知ること。
 ●内容
  EU加盟国の在日EU加盟国大使館、および駐日EU代表部の大使や外交官が中等教育学校・高等学校を訪問し、EUの概要や出身国についての講義と質疑応答を、原則として日本語または英語(通訳付き)で実施する。
 
というものです。
 
 
本日の講師は、駐日欧州連合代表部:参事官・広報部部長である、スペイン人のフリオ・アリアスさん。 
通訳を交えて、「EU」の設立の経緯やその目標、さらにこれまでの成果や日本との関係などにも話が及びました。
 
「現在、28の加盟国からなるEUですが、戦争という苦い経験を通じて、二度とヨーロッパが戦禍に巻き込まれないようにという願いをもってわずか6ヶ国からスタートしました。ここに掲げたEUの旗にある12個の星はアイデンティティを示すもので、多様性の中での調和を意味しています。また、EU加盟の条件は、民主主義と市場経済、さらに法治国家であることに加えて人権尊重の国であることです。もっとも、ヨーロッパ地域の国々であることが前提ですが。」
 
「これまでに、EUでは平和の構築にコミットしつつ、環境や気候変動などの地球規模の問題にも積極的に取り組んできました。また日本とも経済面のみならず、安全保障や学術研究などイノベーションなどの分野でも友好的なパートナーシップを結んできています。皆さんも、ぜひ将来ヨーロッパに留学して学ぶ機会をお持ちください。」
 

 
講演に続き行われた質疑応答の中で、日本とスペインとの深い関係を物語る次のような知られざるエピソードが披露されました。
 
… かれこれ400年前のことです。徳川家康によって派遣された「ハセクラ」という武士が、40人の家来とともにスペインにやってきました(※慶長遣欧使節団 代表:支倉常長)。「ハセクラ」がフェリペ3世に謁見するためにマドリッドに出向いている間、家来たちは寄港した街で主人の帰りを待っていました。その際、美味しい食べ物や美しい女性との出会いなどがあって、たいそうその街の生活が気に入ったようでした。その証拠に、「ハセクラ」が戻りいよいよ帰国するという段になって「帰りたくない」と現地に残ったのだそうです。時は移り、今でもその港町には、日本人の子孫が暮らしているのです。…
 
 

  
※後日、主催者でもある「駐日欧州連合代表部」の、公式ウェブマガジン「EU MAG」(12月10日付)に当日の「出張授業」の様子が紹介されました。 (2018.12.18)

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