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小さな紙片

2018年11月13日

日ごろ、登下校に関して各方面からお叱りの言葉を頂戴することの多い中、昨日はご近所にお住いの方から学校宛に以下のようなお手紙が届けられましたので、ここにその抜粋をご紹介したいと思います。
 


  
 十一月にしては暖かな気候が続いておりますが先生方におかれましては時節柄気忙しい日々をお過ごしのこととご拝察申し上げます。(中略)
 さて同封いたしましたコピーは久我山の生徒さんからいただいたお礼状です。近所に住む私の父親が昨日の朝、日課としている通りの掃き掃除を終えて帰ろうとしていたところに突然の雨に全身を濡らしながら学校へと急ぐ久我山生に傘を貸したところ下校途中に返しに来て下さったようで、立てかけられていた傘の中にこのお礼状を忍ばせていかれたようでございます。そのようないきさつがあったことも知らずにいた私達はどなたかの忘れ物かしらと昨晩は傘をそのままにしてしまったところ、今朝になってこれは久我山の生徒さんが返してくれたものだよと聞いて事の次第を理解いたしました。
 父はその傘を持ち帰り干そうと広げてみましたらはらりとこのお手紙が舞い落ちてきて、小さな紙片に込められた心のこもった文面に父もたいそう感激した様子で先程報告してくれました。
 貸して差し上げた時から大変気持ちの良い態度の男子生徒さんだったこと、リュックを背負っていたことから中学生であることはわかりました。(中略)
 出会った御縁に対して自分なりにどう返したらよいものかと学校にいる間、ずっと考えていてくれたのかしらとこちら側の勝手な想像が膨らみました。(中略)父に対する気遣いも添えて立派なお礼の言葉を届けてくれた彼の心映えの良さに大変感激いたしましたことを是非先生方にもお伝えいたしたく、このような形でお知らせするご無礼をお許しください。(中略)
 向寒の折、先生方におかれましてはご自愛下さいますようお念じ申し上げます。
 
 ※(個人情報保護の観点から「中略」および一部改変した箇所があります)
 


 
その「小さな紙片」というのが、こちらになります。
 

 
見知らね人から思いがけなく
傘を「お借りする」ことができた
その喜びがよく伝わってきます。
 


  
こうして、丁重なるお手紙をお寄せ下さいました方に、この場をお借りしてあらためて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

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