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思考を深める日々であれ @第一学期 終業

2018年7月20日


     重き荷を背負いて 酷暑の尾根を 黙々と登る   (ワンダーフォーゲル部・歩荷訓練より)
 
 
「…この一学期間を振り返るとき、私にとってとても大きな出来事だったのは、6月13日、国会で『民法改正』が承認されたということでしょう。その要は、2022年から『18歳成人』が法的に認められ施行されることなのですが…。
  
ところで、それを間近に控えた未成年の人たちによれば、半数以上が反対を唱えているとのこと。その理由は、第一に経済的に自立できていないから、第二にその自覚をもつと思えないから、そして第三に精神的にまだまだ未熟だからというもので、逆に、そのおかげでかえって大人の自覚が出てくるだろうといった賛成意見を上回ったのです。
 
果たして、皆さんはこの『18歳成人』をどう思いますか?
いずれにしても、今後『学校』としての役割は、単に進学や受験のサポートといったことだけではなく、しっかりとした『大人』として次のステージへ皆さんを送り出すことが求められてきているといえそうです。
 
さて、あらためて『大人』になるということはどういうことを意味するのでしょうか。
法的にとらえてみれば、『少年法』の適用外となるということです。つまりは、決して子ども扱いされない、子どもとしては守ってはもらえないことを意味します。
 
ならば、『大人』としてのあるべき条件とはなんなのでしょうか。それは、まず一人で考え判断し責任をもって行動すること、次いで自分の考えをきちんと主張できること、さらに自分と異なる考えや価値観をも尊重できる協調の精神を有すること、これら3つのことが求められるのではないでしょうか。
 
とはいえ、今はまだ皆さんはより『子ども』らしく…。
今後、善悪の判断がきちんとつけられる『大人』となれるよう、ひとつでも多くの様々な体験を積んで欲しいと思うのです。
明日からの夏40日。
どうか、思考を深める体験の日々でありますように…」  (女子部長T先生 講話 より)
 
 
なお、この講話にさきだち、全校放送では、各種の表彰や全国大会に出場するクラブの壮行会、さらに、秋の久我山祭のテーマや高校読書感想文コンクール課題図書の発表などが行われました。
 

 
さあ、いよいよ夏40日。
 
「切り身」のようなぶつ切りの生活から
「まるごと」を味わい尽くすことのできる夏休み。
 
ぜひとも、その濃厚な日々が
じっくりと思考する時間で満たされんことを……。

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