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夏至の花に願いを託し

2018年6月21日


 
今年もまた、本館の前の芝にたくさんの「捩花(ねじばな)」がその名の通り身をよじるようにして花をつけ始めました。
例年、ちょうど「夏至」の頃からその存在が芝生の上に目立ち始め、二十ほどある花房が先端まで開花するようになるといよいよ「梅雨」が明けるといわれています。
 
別の名を「もぢずり」。
 
 
   みちのくのしのぶもぢずりたれゆゑに
           みだれそめにしわれならなくに   
河原左大臣 『古今集』
  

小倉百人一首にも採られた由緒あるこの花も、今では伸びきった芝とともに刈られてしまうはかない存在です。
とはいえ、螺旋状にまっすぐ上へ上へと伸びゆく様は、なにより「健気(けなげ)」で、同時に「幼気(いたいけ)」でもあります。
 
折しもグランドでは、高校体育祭に向けて、予行練習も兼ねた「予選会」が行われていました。
来週の本番は、なんとか天候の「みだれ」もなく白熱した闘いと気持ちのこもった演技が繰り広げられますようにと願うばかりです。
 

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