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スポーツが教えてくれたこと @ 父母の会主催〈リオ五輪メダリスト 飯塚翔太氏 講演会〉

2017年12月2日


 
恒例となっている父母の会主催の講演会。
今回は、リオデジャネイロオリンピック400mリレーの銀メダリストである
飯塚翔太さんにお越しいただき、「スポーツが教えてくれたこと」と題してお話を頂戴いたしました。
 
   父母の会主催 
  〈リオ五輪メダリスト  飯塚翔太氏  講演会〉
  
  平成29年 12月2日(土) 13:30 開演
  本校 第一体育館
  

  (左)本校陸上部員にバトンリレーを直接伝授  (右)飯塚選手直筆のイラスト
 
 
◎ オリンピックにて
●料理は、ご当地ものが出てくるかと思われますが、実際にはお米中心の普段通りなんです。お肉などは、選手の体調を気遣ってくださって、かえって(脂身を抑えた)パサパサだったり…
●ウォーミングアップエリアでのこと。わたしたち日本チームは、ある程度まとまって近い場所でアップするのに比べ、外国の選手たちは、みなそれぞれにバラバラでマイペース調整なんですね。それが、日本のバトンリレーには功を奏したのかもしれませんが…
●わたしは第2走者だったのですが、五万人のスタジアムがレース直前に一斉に静まりかえり、スタートと同時にその歓声が後押しするように追いかけてきて、気づいたらバトンを次に渡していました。
●二位に入ったことを知って、他のみんなと喜びをすぐに分かち合いたかったのですが、あいにく第2走者はゴール地点から一番遠いところにいたのもので、遅れてしまって…
●走っているというただそれだけなのに、みんながこんなに喜んでくれることに感動しました。
●スポーツは人と人とをつなぎ、エネルギーを与えるものでもあります。
●オリンピックは勝つこと以外でも人の心を動かします。
●レース後、あのボルト選手と握手をすることができましたが、これもまた走りつづけていなかったら実現しなかったことです。
 
◎ 陸上のきっかけ
●実は、幼い頃は親のすすめで水泳をしていたんですが、それがいやになって…そしてある日、町の小さな陸上大会のちらしを見つけて、もともと走ることが好きであったこともあり、出てみようと…その走りがたまたま陸上クラブのコーチの目にとまったんです。
●実際、そのクラブチームに入ってみると、自信はぐらつきました。なにしろもっと速い選手がたくさんいるのですから…でも、負けず嫌いだったので、それが悔しくて悔しくて、そこから必死に走り続けることになります。
●四人兄弟の兄として、また、とても怖い父親から逃げるようにして育ちました。小学校時代を振り返ると、お菓子は食べず、ジュースも飲まず、遅刻はしても朝ご飯は残さず、たくさん外遊びをして過ごしていましたね。
●こうして、幼いころの自分を総括してみると、水泳をやめて陸上をはじめたのも、また始めたからにはどんなに速い子がいてもあきらめずに続けたのも、すべて「自主性」をもってのぞんだことといえるかもしれません。
●ちなみに、小6の時の作文には、すでに「オリンピックに出たい」と夢を語っていました。これが、大きな目標となったと思います。
 
◎ モチベーションアップのために
●ライバルの存在はとても大きいものがあります。なにしろ勝った時の価値が違ってきますし、そのプロセスにおいても、競い合う楽しさを感じることができます。それは、単に自分一人で記録を塗り替えるだけでは味わうことのできない楽しさなんだと思います。
●次に応援してくださる人々の存在です。勝ったときはもちろん喜びを分かち合ってくださいますし、怪我をして走れないときにも、励ましてくださる…実際、肉離れで車イスが手放せなくなったときにも、「がんばって!」と応援してくださったことが忘れられません。
●このように、ライバルや応援してくださる方のような「人」とともに、自分自身の「努力」があってはじめて成果が得られるのだと思います。加えて、その「努力」も「心技体」そろってのものでなければなりません。そのうち、体の力については、体そのものを休めることも大切です。 
 
◎ よりよい環境に身をおくために
●他人は今の自分を映し出す鏡だと思っています。したがって、ライバルをはじめ、自分と関わる人との関係を大切にしなければなりません。
●「あいさつ」は人に第一印象を与える大切なきっかけとなります。
●目標をあえて言葉にして他人に伝えることです。あえてそうすることで、逃げ場を封じることにつながります。
●周囲の人のよいところをみつけて、「今日はここがいいね!」と褒めるようにしています。
●信頼(関係)はなにより大切かと思います。私は、成功はいろいろな人の支えがあってのこと、一方、失敗は自分の責任だととらえています。
●周囲が自分に何を求めているのかを考えながら行動することも大切です。なにしろ、自分のことは人が評価してくださるのですから…
●素のままで接することで、共感を生むことになり、なにより自分の思いを素直に相手に伝えることができます。
●常にチャレンジすること…高校三年でアメリカへ渡り、言葉の壁を乗り越えながらトレーニングしたことはいいチャレンジ経験となりました。
●とにかくポジティヴに! つらいときこそ笑うように努めています。
 
 
   「2020年の〈TOKYO〉では29歳、もっとも伸びるとき、がんばります!!!」
 
 

なお、講師の飯塚翔太さんについての関連サイト等は…
  
  ◆ 「日本陸上競技連盟」公式サイトは こちら
  ◆ 所属チーム「ミズノトラッククラブ」のサイトは こちら
  ◆ オフィシャルブログ「気まぐれ日記 genius shota」は こちら 
 

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