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「働くということ…世の中のしくみを知ろう!そして、今やるべきこととは?」@女子部中学2年第2回特別授業

2017年12月1日

女子部中学2年生対象のシリーズ企画、『働くということ』
一学期につづく今回は、各界から3人の方をお招きし、「世の中のしくみ」を通じて「働く」ことの意義について学ぶ機会をもちました。
 
三会場に分かれて行われた「授業」のいずれも、今回は《創る》領域からのアドバイスとなりました。どの会場からも、モノをうみ出していくための並々ならぬ苦労と、その末に得られる充実感や満足感といったものが、《創る》こと、すなわち「働くということ」を支える原動力であることがうかがわれました。
 
先行き不透明な中学時代に、こうした「人生の大先輩」から直接お話をうかがうことができるのはとても幸せなことといえましょう。大学や学部といった直接的な進路選択の前段階において、今日は、その先につらなる「生き方」そのものにかかわる大きなヒントを得ることができたのではないでしょうか。

 
 

 
 佐々木 正人 氏
    株式会社 竹中工務店 専務執行役員
 
  「人々が幸せや歓びを感じる豊かで安心なまち創り」
 
その昔の「棟梁」の精神を受け継ぐ会社として、現代建築として手がけた数々の「創作品」を紹介してくださいました。鉄骨による「東京タワー」、伝統文化をイメージさせる校倉作りを模した「国立劇場」、空気で膨らませるインフレート工法による「東京ドーム」、屋根が開閉する「福岡ドーム」等々。続いて、具体的に建築の流れについて、事業の検討(計画)に始まり、実際の施工にいたるまでのやりがいのある様々なプロセスが示されました。そして、これからの建築が目指すものは、免震・制振などにみられる「安全・安心」な建物であり、ゼロエネルギーなどのように環境に配慮したやさしい建物であるとの指摘がありました。
 
「仕事は、決して辛いことばかりの連続でもなければ、単なるお金儲けのためだけということでもありません。人は働くことで自己実現を果たします。働くということを通じて自分自身の存在感を自ら確認することになるのです」
 
 
 
 

 
◆ 武藤 潤 氏

    JXTGホールディングス 株式会社 取締役副社長執行役員
 
  「資源・エネルギーなどによる持続可能な未来創り」
 
エネルギーの製造・供給、そして物流は、社会の心臓と血管のようなものであり、その意味からも、働くということは、心臓の健全な働きを維持することに他ならないと力説されていました。ご自身も三十五年の喫煙習慣から禁煙を一つの「趣味」として五年目、自らの健康維持に気を配っていらっしゃるとのこと。石油の需要が年1%の割合で減少する日本の現状にあって、今は「外」にも目を向け、天然ガス開発やスマホ内にも使われているような金属類の生産にも携わっているといった仕事の変化を示されました。そして、なにより会社そのものが「健康」であるために、従業員の健康はもちろん、職場の環境整備や退職後の人生の支援まで、力を注いでいるとのことでした。
 
「人は学ぶことを通じて成長していく生き物です。犬は学ばずして本能として鳴くことができますが、それ以上の生き物になることはできません。人は学び、その喜びを感じることで、生き物としての可能性をさらに広げていくことになるのです」
 

 
  

 
◆ 日色 保 氏

    ジョンソン・エンド・ジョンソン 株式会社 取締役社長
 
  「健康で安全・安心な毎日を送るための生活創り」
 
4人ぐらいの小グループに分かれてのグループディスカッションを通じて、「社会」の様々な側面に目を向ける「授業」が展開されていました。「誰も働かない社会を想像してみよう」に始まり、とりわけ「グローバル社会について」話し合うに至っては、あえて「グローバルでないと思われる事物」を考えることで、その話し合いも一気に熱を帯びていきました。「鎖国は!」…「かえって国際社会を意識してない?」、「国歌は!」…「でも、オリンピックで歌われてるよ?」こんなやり取りを通して、いかにグローバル化が浸透し今後もますます進展するかを指摘。その上で、そうした時代に取り残されず、負の影響を極力受けない対応力を身につけるようアドバイスされていました。
 
「今の小学生世代が就職する頃には、10人に7人までが、これまでにある既存の仕事ではなく、未来に生まれるだろう新たな仕事につくことになるでしょう。そんな時代の急速な変化にも対応できる力を養ってください」

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