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「3.11」を前に《シェイクアウト訓練》に参加!

2017年3月10日


 
 
「あの日」も同じように学年末試験の真只中でした。
 
午後2時46分、突然校舎がそれまでに経験したことのないようなうなりをあげて大きく揺れ始めました。
不幸中の幸いだったのは、その時点で残留していた生徒が、自習していたわずか65名だったこと。
それでも、家庭との連絡や安否情報の送受信をはじめ、食料の確保や暖をとるための避難スペースの確保など、臨機応変な対応が夜を徹して続けられました。最後の生徒が無事家族のもとに引き渡されたのは、翌朝8時過ぎになってからのことでした。
しかし、そうした時間の経過とともに、東北地方の、後に被災地と呼ばれることになる各地の状況が明らかになるにつれ、この「久我山」での被害が無傷に等しいほどの軽微なものであることがわかってきました。
にもかかわらず、「久我山」でのその時その場のわたくしたちの動揺ぶりをあらためてふりかえるとき、被災地の方々のその後も続くことになる辛苦は今でも想像を絶するものがあります。
 
「あの日」から六年。
  
明日を前に、本日の11時ちょうど、杉並区が主催する「シェイクアウト訓練」(自主参加型一斉防災訓練:1分間)が行われました。
とはいえ、全校生徒ではなく、あくまでその時間に学校内に残っていた生徒ならびに教職員を対象としたリアルな訓練となったのですが…。
 
そうした中、男子部の中学一年生のあるクラスでのこと。
試験中ゆえ、どのクラスもほとんどの生徒が下校した閑散とした校舎内にもかかわらず、よほどの「事情」があったのか、クラス担任の先生の厳しい「導き」のもと、まるで歳末大掃除でもするかのように、念入りに窓拭きに精を出している数名の生徒たちがいました。
 
そして、迎えた11時00分。
「自らの命を守る」ということは、どんな「事情」にも優先されるもの。
通常の防災訓練の成果があらわれたものか、緊急放送の呼びかけから数秒の後には一番近くの机の下にしっかり体を入れて避難の体勢をきちんと保っていました。
 
ちなみに、彼らが懸命に磨いてくれた窓ガラスも、いっさい割れたり崩れ落ちたりすることなくクリアに透き通っていました。
 

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