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「プルーク」の中に未来が見える

2017年2月15日

現在、カフェテリアの出入り口付近では、昨年末(12/26−28)に行われた「スキー教室」(希望者)のスナップ写真が展示されています。(申込は2月20日まで)

 
当初心配された雪も、その期間中に柔らかな新雪が積もり、それぞれに思い思いのシュプールを描くことができたようです。
 

ところで、スキーの初心者がまず取り組む技術に「プルークボーゲン」と呼ばれるものがあります。
その足の開き具合がちょうど数字の「八」やカタカナの「ハ」のように見えることから、「八(ハ)の字」姿勢などと言われています。
どっしりと構えたその姿は、ちょうど補助輪のついた自転車のようでもあり、どんな斜面でも雪質でもその安定度は最も高いものといえましょう。
 

それに比べ、多くのスキーヤーが目標としている技術に「パラレルターン」があります。
こちらはその名の通り両足が平行に揃っていることもあり、見た目も美しく「あんな風に滑れるようになりたい」と誰もが憧れる形であることには違いありません。
 
しかし、よくよくこの「プルーク」と「パラレル」を見比べてみますと、両者は一見全く異なる滑りであるようでいて、実のところ運動原理の根本のところでは同じ動きをしていることが写真を通しても見えてきます。
それは、ターンを仕上げていくために加重する軸足(スキーでは「谷足」と呼ぶことが多い)の「くの字」姿勢は全く同じで、もう一方の「山足」が開いているか、それとも寄り添っているかだけの違いなのです。つまりは、「軸足」一本にどれだけ体を預けているかで滑りは決まることになります。

 

スキーワールドカップや冬季オリンピックなどでも、世界のトップ選手らがレース前にプルーク姿勢をとってウオーミングアップしていたり、雪面の状態を確認していたりするシーンが見られます。

 

このことからも、スキーの上達は「プルーク(ボーゲン)」から「パラレル」へというよりは、「プルーク」にはじまり「プルーク」に終わるともいえそうです。

なにごとも基礎、基本がすべてということでしょうか。

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