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「基礎研究」がアイデアを生む@女子部中学3年生特別授業「働くということ」

2016年11月29日

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女子部の中学生を対象とした特別授業シリーズ、「働くということ」
 
今年も中学3年生を対象に、恒例となった「資生堂」の「(理系)進路支援プログラム」の一環として同社の研究員の方々にお越しいただき進路指導も兼ねて貴重なお話をうかがいました。
 
◆資生堂 理系進路支援プログラム
 …文理選択前に、理系の進路の先にある「理系の働き方」のイメージを具体的に持つこと。
 身近に学んでいる環境問題を切り口にしながら、企業の環境問題への取り組みを紹介。
 その中で研究職がどのように取り組んでいるかを知ることで、研究職の仕事に触れる。…
 
 
● 「資生堂」はどんな会社?

「至哉坤元 万物資生」(いたれるかな ばんぶつとりてしょうず)
今年で144年の歴史を重ねてきた「資生堂」の社名の由来は、この『易経』の一節からとられたもの。その意味するところは、「大地のあらゆるものを融合し、新たな価値を創造する」。
この「新たな価値を創造する」という部分こそが、研究所に勤める研究員の役割であり、
「一瞬も 一生も 美しく」を常にモットーとして商品開発をおこなっているとのこと。
そして、地道な「基礎研究」の積み重ねこそ、アイデアを生む源泉であると力説なさっていました。
ちなみに、研究所が開設されて、今年はちょうど100年の節目を迎えたそうです。
 
● 「文化」を知らずして「商品」は作れず
世界に目を向けたとき、たとえば「洗顔するか」「どんな香りを好むか」「化粧をするか」「髪の毛は整えるか」といったことは、それぞれの国や地域によってまちまち。
そうした独自の生活習慣をふくめた「文化」の違いを理解することがとても大切です。
あわせて、そのためにも、英語をはじめとした語学力を磨いておかねばなりません。
 
● 機能性・感性・安全性
商品開発をするうえで最も重視しているポイントは、3つあります。それは「機能性」と「感性」、そして「安全性」です。
なかでも今、「安全性」に関しては、単に消費者の人体にかかわる「安全」にとどまらず、製品の製造から廃品にいたるまでの過程における「(地球)環境」への配慮という「安全」性にも気を配らねばなりません。
 
 
…… そこで、資生堂が実際に取り組んでいる
   「アースケアプロジェクト」の一端にふれるワークショップが展開されました。
   生徒たちに提示された課題は次のようなミッションでした。
   はたして、研究者の卵たちの「感性」は、どんな「商品」を開発してくれたでしょうか。 
 
 
 ★〈研究・開発者ミニ体験ワーク〉

   ある日、研究所にこんな仕事の依頼が来ました・・・
   Mission  CO2排出量の少ないシャンプーを作りたい。
         とくに、問題じゃないかと思っているのは容器。
         いまの容器はプラスチックです。
         環境にやさしい容器を作ることはできませんか?
 
「紙製の容器」など、生徒たちからもさまざまな提案がありました。
それらを受け、資生堂としては、「石油」に代わるものとして「サトウキビ」による「プラ容器」を開発したことが紹介されました。
その植物性容器は、プラスチック1kgあたりのCO2排出量が石油の場合45kgなのに対し、わずか1.35kgしかないとのこと。
くわえて、石油は再利用がきかない資源であるのに対して、サトウキビは「カーボンニュートラル」の循環型資源として環境にやさしいという事実もデータとともに示されました。
 
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つづいて、お二人の研究員の方々から、 「働く」ということ について、ご自身の中高時代を振り返りつつ貴重なアドバイスが・・・。
 
● 「何事にも勇気をもってチャレンジ!」
 
● 「真剣に取り組んで大いに悩め!」
 
● 「自分の意見をしっかりもって相手にきちんと伝えられるように。」
 
● 「何ができるかではなく、何をしたいか…。」
 

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