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「将来の進路の選び方」 大学研究家 山内太地氏 

2014年1月15日


 
次年度には文理コースに分かれ、自分の進路に向けてより具体的にアプローチしていくことになる高校1年生を対象に、外部講師をお招きして「進路講演会」が開かれました。
 
講師は、理想の大学教育を求めて、国内の四年制すべてと海外14カ国3地域をも合わせて880大学1170キャンパスを訪ね歩いた「大学研究家」でもあるジャーナリスト、山内太地(やまうちたいじ)氏。
 
その著書は、『アホ大学のバカ学生』(光文社新書)、『東大秋入学の衝撃』(中経出版)、『時間と学費をムダにしない大学選び2014』(中公新書)など、多数。
 
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単なる「大学選び」のためのメッセージにとどまらず、「時代の変遷にみる現代」の把握にはじまり、「大学生活の理想的なあり方」や「高校時代に身につけておきたいこと」、さらには「人としての生き方」そのものへのアドバイスも含まれた、たいへんエネルギッシュで刺激的な講演会となりました。
 
少なからず「中だるみ」を自覚する者にとっては、「ぼうっとしている場合じゃないぞ」と思い切り横っ面をはたかれるような衝撃を覚えたのではないでしょうか。(笑)
 
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◆ 時代はこんなに変わってきた
・・・わずか15年ほど前と今とをくらべてみると、大学生の奨学金の利用割合が2割から5割に増加しています。また、給与所得者の平均年収が横ばいどころか減少の一途をたどり、高卒の求人数も10分の1近くまで落ち込んでいる点がみてとれます。
加えて、たとえ大学を卒業できたとしても、四人に一人は安定した職に就くことができず、「非正規雇用」や就職も進学もしないという者は、実に13万人近くに及んでいます。
 
◆ 世界地図の変化
・・・今のところはまだ「EU」と「USA」が市場の中心を占めていますが、これからは、「中国」や「インド」にその地位が移ることになりましょう。
また、甚大な台風被害に見舞われたにもかかわらず、現在も6%の経済成長率を示しているフィリピンなど、東南アジアの存在も見逃せません。
 
◆ 「仕組み」を設計する人を目指して
・・・世の中は、究極「使う人」と「使われる人」の2種類に分けられます。
できれば、生きるやりがいがより大きく膨らむに違いない「設計人」を目指したいものです。
 
◆ 大学選びの「ものさし」
・・・大学のよしあしを判断する「ものさし」として、「教員ひとりあたりの学生数」といったものがあげられます。
その点では、私立より国公立の方が圧倒的にその値は低く抑えられ、海外の大学も含めて、私学が「4,50人」であるのに対し、国公立は「10名」未満となっています。
また、黙って聞くだけの授業ではなく、自習する場が確保されていて、勉強や就職を支援してくれる仕組みを持っているかどうか検証する必要があります。
 
◆ 大学生になったら
・・・必ず「ノート」をとって、先生に質問したいところをメモするようにしたいものです。
また、引っ込み思案にならず、必ず挙手して印象に残る学生になるようにつとめてください。
そして、特別授業や資格取得、さらに就職支援に至るまで便宜を図ってくれるような、いわば大学の「グリーン車」を求めて過ごすように・・・
 
◆ 若いうちの努力は・・・
・・・買ってでもすること。その意味からも、センター試験に挑戦し、自分自身の限界を知ることです。
要するに、楽をせず、現実から目を背けない姿勢が求められます。
 
◆ 企業が求めるもの
・・・それは、ダントツで「コミュニケーション能力」です。
そして、「主体性」、「協調性」とつづき、「学業成績」は全体の5%に過ぎません。
 
◆ これからの生活にむけて
・・・今までは、人と同じ発想や人から言われたことをこなしていればなんとかなりました。
しかしこれからは人と違ったことを、経験し実現に向けて努力することが必要です。
 
◆ (最後に)今すぐにできること
・・・1. 自分の価値観に応じた(満足できる)、学校や仕事をさがす
  2.自分が今やっている勉強が好きになるように創意・工夫する
  3.今、自分が勉強していることが、どう将来に繋がっているのかを考える
    

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